ハンバーグランチ、白米セットで。

少し猫背な後ろ姿 すぐ分かる歩き方

Dear K.Inoo

奇しくも今年のアルバムのタイトルは「DEAR.」。

親愛なる貴方へ。

伊野尾くん、お誕生日おめでとう。

伊野尾くんのお誕生日をお祝いするのは2回目ですね。去年の今ごろはまだまだ知らないことの方が多くて、毎日知るあなたの知らない面にキラキラした気持ちを抱いていました。伊野尾くんのことが大好きになった去年の今ごろの話。この際だから思い出してみようと思う。これは、伊野尾くんとの出会いのお話。




伊野尾慧は私の中に存在しなかった。



去年の春の始まりの頃だった。友達といつも通り話していたとき、あることから「Hey!Say!JUMPのメンバーが全員言えないからそこそこババァになったよなぁ」という話題になる。そこからHey!Say!JUMPのメンバーを二人頭付き合わせて考えることになるのですが。案の定、山田、中島、知念、有岡、高木、薮、八乙女の7人までは出てくる。ちなみに話していた友達は二次オタなのでここまで答えたのは私かもしれない。7人目まで思い出して、「確かジャニーズの息子がいるはずだ」と、岡本圭人を思い出す。そこでなぜ私が岡本圭人を思い出せたのか、今の自分にはもうわからない。8人思い出せたHey!Say!JUMP。そこからがもうでてこない。観念した私たちは、ジャニーズウェブで答え合わせをすることに。

「山田くんでしょー、知念くんでしょー、
中島くんに…、有岡可愛いなオイ!」

そして現れる。答えられなかった幻の9人目。
その名も、伊野尾慧。

正直、顔と名前を見てもピンとも来なかった。
誰だ。誰だお前。

「…ほぉ…。」

そのとき初めて伊野尾くんのことを認知した。顔と名前を初めて知った。今思えば、知らず知らずの内に私の中に存在していたと思っていた伊野尾くんだが、この日を境に私の中に何かを残していたのかもしれない。

そこからぼちぼち、伊野尾バブルが始まった。他G担にも目に見える形で伊野尾くんが売り出され始めたのだ。私が覚えているだけで、ゼウス、それからVS嵐戦う!書店ガール回。ゼウスの時こそなにも覚えてない。大野さんより先に船舶の免許とるジャニーズがいたとは、そんなレベルだった。リア垢で呟いたのを覚えている。

問題なのはここからで、日下圭一郎としてVS嵐に出たときの菅Pのツイートに対する自分のリアクションが、これまでの自分と大きく異なっていたのだ。

「え!?!伊野尾ちゃんってあの伊野尾ちゃん!?!!?」

そのツイートには、伊野尾ちゃんも登場!みたいなことが書いてあって、自分のリアクションツイートには恐らく、「あの伊野尾ちゃんが出るの!?やったー!」みたいなニュアンスが含まれていた。今みてみたら、「いのおちゃん??」っていうツイートに「ピンポーン◎」っていうリプが来てて、それに対して私が「やったね」と答えているので、この時点で私のなかで伊野尾慧が気になる木になっていたことが分かる。

でもそのVSを見たから突然伊野尾くんを好きになったわけではなかった。リア垢2015年5月18日。身近なJUMP担にDVD見せてと頼んでいる。この時点で「伊野尾くん最近すき」っていってる。気になる木くすぶり続けて、嵐目当てで買ってた雑誌読み漁ってた頃だと思う。でも、一旦Jr.熱が燃え上がって、「あーこのままゆるおたDDになるんだろうな」っていう時期が続く。そこから、JUMP気になるなぁ、ワクワク出んの?ハァ?キレるけどグッズかわいいから買うわ、みたいな怒濤の約一ヶ月が始まる。担当にはしていなかったし、この頃は担当にする気もなかった。ゆるおた宣言も、多分してた。


2015年6月12日。忘れもしないこの日。ゆるおた宣言は撤回され、伊野尾くんを担当にして、Hey!Say!JUMPを応援することに決めた。この日は朝から授業の実践があって、そこから一限でて学校は終わり、という日だった。実践を終えて学校に帰る途中、友人が(理由は忘れたんだけど)学校周辺に残ってなきゃいけないんだけどどうしよう、と言い出した。

「じゃあカラオケ行こうや!私も授業一限だけだし、そこからカラオケ行こうよ!」

この一言が、私とその友人の運命を変えてしまう。カラオケに行った。友人がカンフーパンダ経由でYour Seedを入れた。そこで二人でカラオケにいかなければ。そこで彼女がYour Seedを入れなければ。今きっと私は伊野尾担してないんだろうな、この日の選択はすべて自分の今後を大きく左右している。

まあこのときはHey!Say!JUMPの曲、ということしかわからないので、「すげえ!Hey!Say!JUMPの曲歌えんの!?」みたいな感じの感動を友人に対して覚えた。そこで私はふと、彼女に、

「そういえばさぁ、私最近Hey!Say!JUMPの伊野尾くん気になってるんだよねえ」

と打ち明けた。すると彼女は、

「え…私最近、山田涼介きれいすぎて気になってる…」

とまさかのリターンを返してきたのだ。そうこの彼女こそが、カウコン追加公演を当ててくれたかの山田担である。そこから二人は意気投合。学校近所のブックオフで、私はテレビ魂を、彼女は矢印魂を購入し、そのまま学校で観賞会を始める。知ってる曲をさらっと流し、伊野尾くん綺麗!で終わったテレビ魂に対し、それは突然襲い来る。

矢印魂の、Your Seedだ。

「好きなもの 好きと言える 勇気だけは
手離したらだめだよ」

ここの伊野尾慧に、すべてを奪われた。
ここの伊野尾慧に心を、頭を、思考を、すべてを奪われた。
あぁ、伊野尾くんはこんな顔も出来るんだな。
伊野尾くんは、綺麗だけじゃない男なんだ。
ああダメ。私、伊野尾くんを担当にしたい。


伊野尾慧担当宣言です!


寮に帰ってからテレビ魂を見直しました。知らない曲も、頭からぶっ通しで観ました。そこで出会うのは、Deep night 君想う。再び私は衝動に襲われる。

「THE MOON'S JUST Watching US.」

ああーーー。だめだ。これはだめだ。
好きなやつだ。
伊野尾慧に、数時間ぶりに恋をした。
もうだめだ、絶 対 担 当 宣 言 で す ! ! ! ! ! ! ! !あかん!掛け持ち決定!!!ごめんな!!!


ここから私の伊野尾担生活が始まります。私を伊野尾担にしたのは、矢印の伊野尾慧くんです。逃れられなくさせたのは、テレビの伊野尾慧くんでした。伊野尾くんに気づいて、好きになって、伊野尾くんを知る度に自分がキラキラして、伊野尾くん好き!っていう感情が楽しくて、今年の始まりを伊野尾くんと迎えられたことがすごく嬉しくて、伊野尾くんと出会わなかったらしなかった経験、感じなかった感情、そこも含めて伊野尾くんにゾッコンLOVE(古い)でした。

伊野尾くんに出会って、今までの自分のオタクスタイルとは交わらないような文化に出会って、自分がさらに変わりました。

キラキラ輝く、王子さまみたいな伊野尾くんが本当に大好きだって感じて走り続けた一年でした。今までの芸能人生で一番忙しかったはずの25歳の一年を、「楽しい25歳だった!」って振り返った伊野尾くんが誇らしかったです。伊野尾くんの仕事が、ほんとに私にとっての誇りです。一つ一つのお仕事に責任をもって、自分のできることを精一杯楽しんでる姿をみるのが本当に大好きです。

伊野尾くんに出会えてよかった、って、たくさん思う一年でした。伊野尾くんのことをたくさん考える一年でした。

人としても尊敬できる伊野尾くんへ。大好きです。生まれてきてくれてありがとう。出会えて、本当によかった。伊野尾くんのこと、今年も応援させてください。



『 生まれたこと
  出会えたこと
  今そばにいれること
  ありがとう  』。